TAKAMOSO部屋

母(TAKAMOSO)の部屋へようこそ

嬉しい、悔しい、憂鬱、ワクワク、戸惑い、苦悩、ありとあらゆる感情が、日々生活の中で目まぐるしく繰り返されている中、私たち大人はその出来事に一喜一憂しながらも前に進んでいかなければなりません。その感情の川の流れの一瞬一瞬を捉え表現すること。それが彼女の真骨頂と言えます。

彼女の世界観は自然との対話であったり、日常の時の流れを俯瞰的に捉え、ありのままの情景を、感じたままに映し出していきます。幼い頃は誰もがみんな自由に絵を描き表現していたものです。それは主張であり、表現であり、また個性を表します。大人になるにつれて、いつしか素直さや純粋さを見失っていきます。その純粋さと素直さを大人の視点子供の視点の両面から捉え、表現することができるのが彼女です。その独特な世界観は老若男女問わず、どこか懐かしいような、それでいて新しいような気持ちへと誘ってくれます。心を空っぽにしてみたとき、きっとあなたの心に「ポッ」と灯が宿ると思います。

ある展覧会で、彼女の作品の展示を、準備している時の出来事でした。
あんな作品で出品してるのかよ
とちょっと小馬鹿にして笑っている様でした。僕はその言葉を耳にした時、少しイラッとしました。僕は文句の一つでも言ってやろうかと思っていたら、彼女は僕の態度に気づいて即座にこう言いました。
笑ってもらえたらそれでいいの。心を動かしたって事でしょ。
と、ニコニコしながら着々と準備を進めていました。僕はその言葉を聞いて、心が広いというか、できた人だなぁと思いました。それを聞いてますます応援していこうと心に決めました。

ここでこうして出会えた事は日常に訪れた奇跡です。私はこの出会えた奇跡に感謝し、彼女の作品が少しでも多くの目に触れる事を願ってここで紹介しています。皆様に何か一つでも心に残すことが出来たなら幸いでございます。

 

プロフィール

TAKAMOSO

転勤の多い家庭に育ったため、各地を転々と過ごすことが多く、各地方の風土文化の違いや、各地の人々に触れる事により感受性を高めていきました。そして物心がついた頃から絵を描くことが趣味となり、美術系の大学へと進み、絵画を学ぶためにカナダへと留学。
そして生活のために日本へ帰国し生活のために仕事をする傍ら、絵を描いていくこととなる。「描きたい時にしか描けない」というのが彼女のスタイル。マイペースで書きたい絵を自由に描いています。
そんな最中、彼女も一児の母となり、母の視点も加わり、より一層絵に深みが加わり赴く深い作品へとなりました。

現在も育児、仕事、家庭という3種の時間軸を行き来する中、彼女の独自の視点から描かれる作品はどんなものになるのか、今後とも楽しみです。

作品紹介

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