太陽

太陽が爛々と輝いて周囲を照らしているこの作品。これは彼女の内側にある思いを表現した作品です。彼女は昔から人前に出て何かをアピールするタイプではありませんでした。引っ込み思案で、人見知り。人付き合いも特別うまいわけではありません。いつもマイペースで、周囲からはいわゆる不思議キャラと認定されていました。
しかしながら、彼女は感受性が豊かで、物事を俯瞰的に見て思いを馳せる癖があった為、周囲からはそのように見えていたのかもしれません。
そんなある日。彼女はある子供会の会合に出席する機会がありました。いつものように大勢集まる会合ではなるべく目立たないように身を潜め、なるべく隅から人間ウォッチングをしながらやり過ごしていました。そして親に付いてきた子供達にふと目が止まったそうです。

『太陽みたいな子だなぁ』最初に受けた印象でした。

大勢の子に囲まれていたその女の子は、派手というわけでもなく、特別に可愛いという訳でも無かったそうです。ただ一つ言えることは、とっても”笑顔が素敵だった”という事です。その子が話すと、周囲の子も笑顔になっているのを見ているうちに、周囲を照らしているなぁと感じたそうです。私には無いものを持っているなぁ。前世でかなり徳を積んだのかな、と。
私も周囲を明るく照らしていきたい！
ということを強く感じて、絶対形に残したい！という思いでこの作品に取り組んだそうです。

いつも明るくありたい。笑顔でいたい。周囲にも笑顔でいてほしい。そんな思いをのせた作品です。