あなたは部下の特技を理解していますか?では苦手な事は?
表面や上部だけで判断していませんか?
気の利く部下に限って、場の空気を読み、周囲に合わせて無理をしていたりします。
それは育てているというよりも、無理をさせてしまっている事が多くあります。
実はもっと他の事にチャレンジしたいと思っているかもしれません。
それでは何に気をつけたら部下を上手く育てる事ができるのでしょうか?
先に結論からまとめたいと思います。
部下が話しやすい環境を整える
まず話しやすい環境とはどういった事でしょうか。
これは簡単にいうと
グループの空気を良くする心得
-
コミュニケーションはまずは聴く事をから始めること
-
何を言ったかよりも相手に正しく伝わったかが重要
-
相手の目を見て、ゆっくりと話す。相手のペースに合わせること
-
結論から話してから内容を伝えて、最後にもう一度結論を伝えること
-
コミュニケーションは仕事上の重要課題であるため軽視しないこと
-
悪い話ほど優先的に報告すること
-
立場を重要視せず、良くする為と思った意見はどんどん発信してもらいうこと
-
他人の意見を否定しないこと
建設業のコミュニケーションに於いて気をつけるべき点はこれくらいでしょうか。
たまに、飲み会などで親睦を深める意味で、飲みニケーションは重要だ!
という人もいますが、確かにきっかけ作りには良いかもしれませんが、
本当に重要なことは職場で良いコミュニケーションが取れる事が重要です。
酒の場だけの意見交換では不完全です。
聞くではなく聴くことに徹する
あなたはどうしても部下にわかってもらいたくて、ついつい熱く語っていませんか?
これではやはり
「あの上司はいつも話が長い。同じ事ばっかり言ってる」
こう思われ、うるさい認定を受けてしまいます。
ですから話す側から聴く側にゲームチェンジしてみる事です。
人は話を聞いてくれる人には承認欲求を満たされて、心を開いてくれます。
あなたは真摯に相手の言葉を聴いてあげて、ただ共感してあげれば良いのです。
あなたの意見を言うのはその後です。
それも否定する事を言うのではなく、あくまでもあなたの思いを伝えるだけ。
ポイントは
と思わせる事が重要です。何もかっこいい事を言ったり、饒舌に語るスキルを身につける
必要なんかありません。
聴くことが重要です。
自分から挨拶をする
挨拶に立場は関係ない
あなたは自分から「おはよう!」と挨拶できているでしょうか?
しかも笑顔で大きめな声でハッキリと。
建設業の親方はどうしても悪しき風習とでも言うのでしょうか
『爽やかにするのは性に合わない』
このように感じているのか、敢えてそのように振る舞っているのか僕にはわかりませんが
挨拶は下の者から声をかける的な空気が漂っています。
この悪しき風習は早々と撤廃すべきです。
自分から挨拶することは無料でできますし、今すぐに実行できます。
そして、空気を良くするには、効果絶大です。
忘れがちな3つのポイント
小学生の頃登校時、学校の門の前に先生や、日直の生徒が立ってあいさつ運動って
経験ないですか?その時、の挨拶の仕方を思い出してください。
正しく評価して仕事を任せる
正解は一つじゃない
あなたは部下に仕事を任せたとき、口を挟んだり、無駄に手を出したりしていませんか?
あるいはそばでじっと監視していたりもあるかもしれません。
これをやられると、逆の立場で考えてみてください。
窮屈でやりづらくてしょうがないのと、部下の本来のパフォーマンスが充分に
発揮されなかったりします。
そして更に悪い事に、
仕事を任せる5つのポイント
-
やるべき事を明確にして、時間と目標を決める
-
やり方や方法は本人に任せる
-
時間が来たら報告をしてもらう。
-
問題点があれば問題点だけ指摘する(相談には乗るが、解決方法は教えない)
-
公正に評価をして、良かった点と、悪かった点を伝える。
ここで間違っても、任せっきりで評価しないことだけは絶対に避けましょう。
無責任な上司だ!と完全にソッポを向かれてしまいます。
そして評価する時は先入観で評価する事が多々あります。
なかなか難しいのですが、
決めつけた目、先入観で見ないようにしましょう。
そのためにも周囲の目も参考にするのも一つの手です。
その人に合ったやり方で接する
叱ると怒るの違い
大前提として、そもそも叱ると怒るのは全く違うと言う事を理解してください。
感情に任せて、何度教えても出来ないからと、イライラして怒鳴り散らすようでは
良いリーダーどころか、親としても三流と言われてしまいます。根底には
立派に育ってほしいという気持ちがなくてはいけません。それを世間では
愛情と言います。この記事を読んでくださっているあなたなら間違っても
『コイツのせいで作業が遅れた!』
などと恨み節にも似た感情を抱く事はないと思いますが、
ちゃんと愛情を持って叱ってあげてください。
叱るときのポイント
最初にポイントをあげておきます。
-
『ヒト』ではなく『コト』に着目し注意する
-
熱が入りすぎて消沈している相手を追い詰めないこと
愛情があるからと、いつも熱血指導が正しいということはありません。
もちろん打たれれば打たれるほど反骨精神が湧き上がって伸びる人も中にはいますが
多くは叱られると萎縮してしまうことが大半です。
人それぞれ向き不向きというのがあります。
普段からのコミュニケーションでその人のタイプを見極めていきましょう。
出来の悪い部下は諦めるべき?
出来も態度も悪い部下というのは必ず存在します。リーダーの悩みの種である事でしょう
では切り捨ててしまうべきでしょうか?
折角この不景気で数ある会社の中から我が社を選んできてくれた訳ですから、
安易に切り捨てるべきではありません。あなたが見捨ててしまっては、
会社にとっても、その部下にとってもお互いマイナスになってしまいます。
ここでもいくつかのポイントをおさえて解決のヒントにしてみてください。
1:基本的な能力、素質に欠けている
改善策
能力に応じて仕事の量、内容を変える。
2:能力はあるけどその仕事への適正がない
改善策
配置換えをしてみる。
3:能力はあるが、やる気が見られない
改善策
本人のやりたい事をヒヤリングして改善できることは改善して
『やって欲しいこと』と『やりたいこと』のズレを減らす
4:どうも話がズレている。理解力に乏しい
改善策
役割と目的を納得するまで説明する
例えば、建設業に従事している人の多くは体を動かす事を区にする人は少ないでしょうが
中には体を動かす事が大っ嫌いという人もいるかもしれません。
そういう人は2番に属します。まずはタイプ別に分けてみて、それに対応する改善策を
講じてみましょう。
たとえ部下でも礼節をわきまえて、毅然とした態度で接する
建設業は特に、高齢者が部下という事もマレではありません。
しかも年を重ねていくにつれ、カンや動きが鈍っていきます。
だからと言って上司である、あなたが暴言を浴びせていい理由にはなりません。
むしろ、経験が豊富で、こちらが持っていない知識を持っている事だってあります。
ですから、普段から礼儀正しく接し、敬意を払う事が大切です。
そうする事によって、周囲からの目も
『あの上司は気遣いのできる人だ』
とリスペクトしてもらえるようになります。
ただし、ちゃんというべき時には言わなければいけません。
毅然(きぜん)とした態度で接すれば良いのです。
普段から礼儀正しくしていれば、ちゃんと指示だと理解してもらえます。
まとめ
いかがでしたか?建設業に特化した内容であったために、
もしも他の業種の方が読んでくださったのならば、
ちょっとズレてると感じる方もいらっしゃるかもしれませんが、参考にしてもらえれば
嬉しく思います。
ここまで読んでいただきありがとうございました。
あなたが素晴らしい、尊敬されるリーダーになってくれる事を願って終わりにしたいと思います。
コメント